ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

公衆衛生大学院道

ファーマコエピ

ファーマコエピ(薬剤疫学)を突然勉強してみようと思い、まずは入門本を買ってみました。薬剤疫学ってなあに?―くすりの効用とリスクを考える (ミクスライブラリー)作者: くすりの適正使用協議会出版社/メーカー: エルゼビア・ジャパン発売日: 2003/12/25メ…

のど元すぎて

来年の夏にとろうと思っている講義。 一年すると興味が変わる可能性大(飽きっぽく、すぐ目移りするダメ性格)ですが、忘れないうちに。 サマー1 1.倫理:必修。結構評判が高いので楽しみ。確かに救急医療、トリアージ、公衆衛生と日々やる仕事の背景には、…

サマー2もそろそろ終了

6週間はあっという間です。残すところ、あと1日。 これで大学院も2/3が終わってしまいました。こんなんでいいのでしょうか。 課題もプレゼンも終わり、最終日の明日はゆっくり授業に出ようと思っていたのですが、甘かった。 Trialの授業で、みな課題と…

IRB備忘録

今日のClinical trialの授業はよかった。IRBの人が来てくれて、そのプロセスと対策。 まずは言葉の定義から。Research、Human subject researchとは何か。もちろん倫理委員会の定義ですね。 その定義を知っておくと、そもそも倫理委員会を通過させる必要のな…

時系列データ

線形回帰、後半戦。前期でロジスティックをかなり集中してやったので、ここまでは余裕だった。 今週からlongitudinal analysisに突入。同じ患者を繰り返してフォローすることの少ない救急ですので、あまり関係はなさそう。 でもクラスター化したデータを処理…

SAS

なんで、SASはマック版を作らないんだろう。JMPがあるからいいのかな。 STATAもマック対応だしね。 学生はマック派が多いのに。

トライアル、環境疫学

クリニカルトライアルの授業がけっこう面白くて気に入っています。昨年の評判がとーっても悪く、あまり期待していなかったのですが、全然悪くない。 プロトコールを以下に精緻に作るか(これはあらゆる研究に通じる)、 その途上にある最難関のサンプルサイ…

ほっと一息。使ってるテキスト。

週末になると一息つけます。といっても一日中、宿題をやっているのですが。。。 今日は、昨年の夏同期の二人、奥さんと焼肉へ。なんと2年ぶりのkorean BBQ。 それは置いておいて。今回夏は、どんどんAdvanced courseに入っています。面白いのは回帰分析とlon…

サマー2

かなりあっぷあっぷしています。 仕事がないだけいいですが、キツい授業がかたまりました。 Clinical trial: 去年評判が悪かったせいか、インストラクターもやる気を見せています。範囲が広く、切り口の難しい分野だから教えるほうも難しいのでしょう。そん…

サマー①

今年のサマー1修了。あっというまでした。これで3年かける大学院も半分終了。 今回は非常に実用的かつ面白かった。Analytical Epiはlogistic regressinonに重点をおき、モデル作り、とくに予測ルールを学びました。 20−30年前のブリガム救急の胸痛患者…

統計ソフト

授業ではSASを使っています。 去年まではStata。 後者はグラフや図をパパッと書けるのがいいですが、最近はSASにはまってきました。 プログラミングの難しさが、実はモデルを作る際の思考回路をしっかり反映しています。ゆえにごまかしがききません。そして…

大学院再開

忙しくしている間にだいぶ空いてしまいました。 何やってたんだろう。相変わらず論文ばかり書いていた気がします。ちょっとだけ就職活動の真似事もしていました。それから、無事レジデントも3年終わり、あとは最終学年を残すのみ。その緊張感もなく、大学院2…

the 1st summer 終了!

明日は試験。知識の確認だけ。 というわけで、僕の中では今年の夏のHSPHは今日で終了。 そして、これが今年の6週間の戦績。 Rothman以外は読破。けっこう学びました。忘れないうちに早速いろいろと利用しよう。そうでないと、僕の頭では来夏にはゼロに戻って…

疫学オタクの集会

に行ってきました。HSPHの疫学クラス主催のReel Epi。 年に4回開催。その内容は、一本映画をみて、その疫学的内容を議論するというもの。 HMSの寮、バンダービルトホールでピザとビールで鑑賞。食生活の貧しい国ですね。 今日の映画は「プリンセス・ブライド…

疫学者って

易学者ではなくて。疫学研究の授業。 これがまた、とっても難しい。指定教科書のロスマンが、砂を噛むように手強い。。。 疫学という学問自体が歴史の浅いこともあるが、4週目にしてすでにこの学問体系の最先端を教えられているよう。難しい訳だ。一方の生物…

後半戦スタート

今日から後半戦。引き続き生物統計と臨床疫学の授業。 ともに内容が深くなり面白くなってきました!今までの授業は楽しく入門編という感じでしたが、これからは教師もすこしずつ本気モード。 相変わらず生物統計の面白さにはまっています。臨床疫学はかなりc…

入院です。

試験は終了。 疫学はかなり基本的な内容(今のところは)。生物統計も数学の得意な日本人にはとっつきやすい。 僕は大学受験もしてないし、高校数学も全然駄目なのですが、それでも米国人には負けません! とはいっても、試験なんかどうでもいいわけで、お金…

折り返し

明日は試験。 大学院も慌ただしくなってきました。雰囲気がすこし緊迫? もう夏コースは折り返し地点。 高いお金を払っているので、テストで一日つぶしてしまうのはもったいない。まあ現金なアメリカ人は試験でもないと勉強しないか。 明日は生物統計と疫学…

I find it really crazy!

最近、統計学というものがやっと躯に染み渡って気がします。覚えの悪い僕なので、やっと。 いろいろもやもやしていたものが、clearになってきた。きっと教えかたが上手いんだな。 Fisherにはじまった推測統計学。 母集団から取り出した標本の統計量(標本平均…

今週の宿題

前回にも書きましたが、今回の宿題は介入試験のデザイン。 下のように作ってみました。A4 2枚ですから詰め込んでいます。ご指摘ください。やってみるとわかること。 RCTは方法論としてよくできている。これが介入試験のゴールドスタンダードとなるのがよーく…

お次はRCT

中間試験はブジ終わり、みな一安心。 クラスメイトと近くのBarで少しゆっくり。お酒の飲めない僕はDiet coke。いつもながら。 さあ、早くもTerm 1は半分が過ぎました。余裕ができてだれてしまいそうな。気を引き締めます。 月曜日には介入試験のデザインの発…

明日は中間試験

なんて中学生みたいですね。3週間x2の詰め込みコースですから、2週目に中間試験。 明日は生物統計。今さらやることもないですので、ブログに逃避。 使っている教科書のご紹介。生物統計の入門書。この授業のために作られたとのこと。僕はかなり気に入ってい…

今日の宿題。豊胸術について。

今日の臨床疫学クラスの宿題。 明日はランダムに選ばれて、成果をプレゼン。クラスみんなでそれを批判するというもの。今回のお題は、昔話題になった「乳房へのシリコン植え込みと関節リウマチの関連」について。 A4 2枚にまとめなきゃいけませんので、大し…

ふー

週末が来るとほっとします。毎日嵐のような授業、復習と予習に追われる放課後。6週間に詰め込んだサマーコースはかなり忙しい。 とはいってもストレスフルな救急外来で働くよりはずーと楽。プレッシャーもストレスもすっと少なく、のびのび?勉強できるのは…

大学院初日と独立記念日

授業が始まった。とっている授業は生物統計、臨床疫学、倫理の3つ。 クラスのメンバーはどれも60人ほど。ほぼ同じメンツで一日を過ごします。結構多彩なメンバーで面白い。MDが多い印象だが、世界各地から来ているし(日本人は3人、他にもシンガポール、オー…

公衆衛生大学院

さあ、大学院生活が始まりました! 今年はまずは夏休みを利用して6週間。3年間これをつづけることに。。。 Jeopardyされないことを願うばかり。 今日はまずオリエンテーション。 サマーコースには何百人と参加するのでしょう。学位を取る人も、サマーコース…