ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

救急医学道

増刷決定!「内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ」

もう一回アマゾンをチェックしたら、もう三冊も中古に売り出されていてショック! というのは笑えない冗談はさておき、 「内科一般」部門で何と2位にランクインしていました! 買って下さったみなさんありがとうございます。 ご期待に添えた内容だといいので…

査読依頼

卒業間際となりシフトも多く、イベントも増えてきました。 お世話になっているAnnals of Emergency Medicineのeditorよりまた査読の以来。 今までは新入り査読者だったのですが、 今回は初めてちゃんとしたご指名を頂きました。ちょっと余裕がないですが、リ…

医学書院の連載が書籍になりました!

amazonを見ていたら、発見。 発売の連絡がなかったのでまだ先かと思っていたのですが、発行されたようです。。。 僕の初めての書籍(そして最後?)。 「内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ」医学書院より。内科救急 見逃し症例カンファ…

第6回EMA Meeting のお知らせ!

第6回EMA MeetingER型救急を目指す若手救急医の集まり“EM Alliance”が発足したのは2009年10月。ミーティングも6回目となり、初の関西開催です。今回は京都府立医科大学でER型救急を立ち上げられた太田凡先生をお招きしています!そしてER医が苦手な画像診断…

airwayコース

今日は当直明けで、そのままairwayコースに突入。 さすがに何度か意識消失しました。 北米では救急の気道管理に代表的コースが二つあります。 第一にJeffersonのRich Levitanによるコース。振り返ってみると2年前に行ったんですね。これは少人数でcadaverを…

不整脈が苦手なら

名教師

生涯教育コースでレクチャー?

ティーチングの月。 といっても病気の人の勤務に突然入れられたり、レクチャーx3本、シムレーションの準備をしたりと何かと忙しいのです。先週の一時間レクチャーは自分の研究成果を交えた報告。とても反響があったので嬉しいし、出版されれば大きなインパ…

どう挿管しますか?

久しぶりに緊張した挿管がありました。 というかシニアになってからいつも後輩にやらせていたので、半年くらい挿管していませんでした。 高齢者女性、下顎骨の腫瘍のため、下顎骨は手術で適除の既往。 さらにそこに放射線治療もあり。 そんな患者さんが誤嚥…

Annals of Emergency Medicineに。

今月はResuscitationの論文がついに出版され、 Annalsにもお手伝いした症例がのりました。 ついているときはなぜか続くもので、JEAN 1 groupから2本めの論文がAnnals of Emergency Medicineにアクセプトされました。救急医であれば誰でも読むトップジャーナ…

NEJMのipadアプリ

NEJMは前から悪くないアプリを出していましたが、 この最新版 ipad専用アプリはけっこういいです。 https://cdf.nejm.org/campaigns/genericlp.aspx?cpc=GMAAALLE0311C ipadは医学雑誌を読むにはぴったりですよね。 紙派の僕もだんたんとPDFに移行してきまし…

これには笑いました

ある内科医と救急医の物語?すごい才能と努力の賜物ですね。

今週の土曜日は

すでに5回めの開催となる、EMA Meeting。 今週の土曜日、名古屋で開催ですね。 キャンセルがでたようで、まだ若干名の余裕があります。 お時間のあるかたはいかがでしょうか? 2012年2月25日(土) 12時受付開始、12時30分開会予定 18時ごろ…

オスキー

OSCE、懐かしい響きですね。学生の臨床実習の前にやりましたよね。 今日はそれをやってきました。 といっても超音波のオスキー。 卒業が近くなり、その資格?試験が増えてきました。 僕のレジデンシーでは、卒業前に250の超音波をやることを要求されています…

多くの日本の救急医に該当しそうな。。。

燃え尽き症候群に陥らないために--ITプロフェッショナルが避けるべき10の行動 http://japan.cnet.com/sp/businesslife/35013767/

アメリカ心臓協会公認ビデオ

僕はやっぱりアンパンマンのリズムですけど。

今月の心電図:番外編

大好評シリーズの今月の心電図ですが、 急に旬の症例(教科書的!)が手に入りましたので、番外編で皆さんとシェアさせてください。 24歳男性、意識障害。脈拍140、血圧90/60、呼吸数20。こちらからどうぞ。 今月の心電図:番外編 |http://www.emalliance.or…

バスソルト中毒?

最近こちらで話題になっている"bath salts"。 お風呂用の塩で中毒??という疑問がわきますが、これはあくまで通称。ボストンでは少ないですが、西海岸や南部ではかなり流行っている合成ドラッグのことです。 合成cathionesで、系統的にはエフェドリンやアン…

朗報きたる

日本の素晴らしい仲間たちとやっている前向き多施設のレジストリ。そこから、まずは一本めの論文(中間解析)がResuscitation誌にアクセプトされました(手強いレビューワーでした)。すでにここでもご紹介しているとは思いますが、Japanese Emergency Airway …

第5回EMA Meeting、申し込み開始がもうすぐ!

早いものですね。 EMAが発足して、ついに第5回めを迎えることができました。 僕は今回も行くことができないのですが(涙)、今回も内容が盛りだくさんのようです。今回のゲストは福井の林先生、これは見逃せませんね。あとは名古屋だから、ヒツマブシ、手羽…

中毒学おすすめ教科書

中毒をちゃんと勉強していなかったのですが、、、 オススメの本を紹介。Goldfrankまで読むのは大変なので、簡単なやつで。 日本語であればイラスト&チャートでみる急性中毒診療ハンドブック作者: 上條吉人,相馬一亥出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2005/11…

さらなるrevision

Resuscitation誌から4回めのレビュー結果が来ました。 この雑誌というか、このレビューワー(おそらくはアラバマ大学のDr. Henry Wangと予想. prehospitalの第一人者)はかなーり手強い。とっても細かいところもついてくるのですが、論文の大きな流れも見え…

ポッドキャスト復活!

EMAの皆様、大好評にお答えして、JEMRAによる企画、“EM Alliance Cast“が帰ってきました。 皆さんと一緒にJournal clubするつもりでPodcastを作っています。今回は、臨床予測ルールに注目。古典的な論文、カナダの頭部CTルールを徹底的に読み込みます。ジャ…

レビュー結果

Annals of Emergency Medicineはレビュープロセスが早く、 この前僕が提出したレビュー+他のレビューワーの意見から、エディターの決断が早速、下りました。他のレビューワーのコメントを見ることができます(逆に言えば、僕のレビューも読まれてしまうので…

EMA キャスト復活へ

なかなか仲間とのスケジュールがそろわず(言い訳)、ずいぶん時間をあけてしまったEM Allianceキャスト。今週土曜日に録音します! 今回はprediction ruleについて。 古典的な論文を選んでみました。みなさんも使っているでしょう、お馴染みCanadian Head C…

レビュー終了!

Annals of Emergency Medicineのレビュー初仕事、終わりました。 もちろん批判的に吟味するだけでなく、どのようにしてこの論文/研究をよくするかという視点が必要。 Decision editorへは、この論文の成否をはっきり伝えるとともに、その根拠を完結に示す必…

reviewer初仕事

Annals of Emergency Medicineのレビューワーとしての初仕事がやってきました。レビューワーの依頼?が来たときに、自分の「得意分野」を選ばされました。 といってもどれも得意ではないのですが、自分の研究テーマである 1. Airway emergency 2. Asthma 3. …

JEMRA

http://www.emalliance.org/wp/jemra JEMRAは人なり。

ギリシャはコス

そういえば、先週は初!ギリシャに行っていました。地中海救急医学会(AAEMとヨーロッパ救急学会)という名目で、エーゲ海のリゾート地、コス島に行かせてもらいました。発表した以外はビーチで読書と泳いでいたということは、公然の秘密となります。アブス…

パンデミック

M&Mカンファレンスが終わり、開放感にあふれています。 ということで、今夜は映画へ。"Contagion"というSARSパンデミックをモデルにしたような映画を見に行ってきました。この映画では脳炎ウイルスのパンデミックにより世界中が大混乱し、米国では暴動まで…

ギリシャへ出発

約一ヶ月で三回。学会ロード三連戦、始まります。 (病院でのClinical research dayもあるけど) まずは地中海救急会議(AAEMとヨーロッパ救急学会の共同開催)が皮切り。 ギリシャのコス島。ヨーロッパでは有名なリゾート地だそうですが、僕は知らなかった…