ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

留学に関する学生さんへの回答

学生さんからの質問でルーチーンのものにお答えします。 1)USMLEってどうやってパスするのですか? もう随分昔の話なので参考になるお話は出来ないかと思います。 ただ1つ確かなのは、所詮は、英語の国家試験です。しかもマルチプルチョイス。 ということ…

セーフティネット再考

クイズです。この国はどこでしょうか。 (今週のJAMAより) 他の先進国と比較して 生後、1歳の誕生日を迎えることのできる赤ちゃんの割合が少ないです。 5歳の誕生日を迎えることのできる小児も少ない。 思春期にはいると、どの国よりも10歳代の妊娠および…

北米型救急は必要なのか。

こちらの医療にどっぷりはまっていると、 米国の救急医療のあり方に疑問を感じることが多くなってきました。 (何を今更、という感じでしょうか)。 この国で僕がやっている救急医療、どこまで患者のためになっているのだろうか。 この北米型(ER型)救急医療…

こんな__では駄目だ

僕が好きなブログの一つに、 岩田健太郎先生の「楽園はこちら側」があります。 米国帰りだからとかXXだからとか、そういうことに縛られない 考えることのできる、知恵のある先生ですよね。 今回は「あんな慶応じゃ、駄目だ」 こたえるものがありました。僕も…

新しい趣味。

便利な世の中になったものです。 最近は愛犬くーまと留守番しながら よく映画を見ています。 といっても テルマエ・ロマエとか南極料理人とか そんな邦画ばっかりですが。 iTuneさえあれば、邦画が簡単にレンタルできるんですもんね。 海外にいても困りませ…

ビックリしました

僕はTEDが好きでよく見ています。これはハーバードビジネススクールの先生。 僕は正直あきれてしまいました。 ある意味、とっても東海岸的(ステレオタイプ)とも言えます。 HBSの先生の全てがこんなに人間理解の浅い先生だとは思わない (思いたくない)で…

一夜明けて

一晩で膝〜腰まで積もりました。 波の表現みたいですね。 くーまは喜んでいますが、 ジープは回収不可能。 近所の人と一緒に家の前を雪かき。数時間かかりました。 自分と通行する人のためにやるのですが、 雪かきをしないで通行人が家の前でこけて骨折でも…

60 cmの降雪?

ひさしぶりのボストンの冬が帰って来ました。ここ2年は暖かだったのですが、 今夜から大雪+ブリザード。 どうも60cm降るらしいです。レジデントのはじめの頃、 スノーブーツを履いて駅までえっちらおっちら歩いて通勤していたのを思い出します。 昨夜一緒に…

大学院で授業

といっても、今回は話す立場。 卒業したばかりの公衆衛生大学院。 在学中のアドバイザーからお呼びがかかり 1時間まるまる学生の皆さんに僕の研究の話をする羽目に。 偉い先生の話ばかりじゃなくて、 僕のような学生と変わらないレベルの話もたまには刺激に…

この国の医療訴訟

この国に来てビックリしたことはいくつもありますが(9割は悪いこと)、 弁護士がテレビのCMを使って医療訴訟の患者集めをしているのには驚きました。 今日もそんなことがあって NEJMに載った1〜2年前の研究を思い出しました。 NEJM: Malpractice Risk Accor…

7月からは

今年7月からの予定が決まりました(実はしばらく前から決まっていたのですが)のでご報告です。 当初2年の予定であったリサーチフェローは1年で繰り上げ卒業することにしました。 (リサーチフェローというのは実体がなく、臨床もやっているのに給料もレジ…

チーズケーキファクトリーと医療経営。

医学雑誌以外で毎週購読している雑誌が一つあります。The New Yorker。久しぶりのGawande先生(高名な外科医ですね)によるAnnals of Healthcare。 http://www.newyorker.com/reporting/2012/08/13/120813fa_fact_gawande 我々がレストランチェーンから学べ…

予防医学の一つの流れ

カナダはトロントから。医療で病院のできることはほんの一部。 一方、患者の健康の30%以上が彼らの行動によって変わる。 しかし、その行動変容に医師はどれくらい力があるのだろうか。 限られた外来の時間でどこまでできるのか。最近はテキストメッセージを…

Call me maybe.

感心しました。これ。

最後の夏

また夏がやってきました。 僕の夏は、オリンピックでもなければ甲子園でもありません。 そういえば夏の海も数年見ていません(涙)。 そう、夏といえば合宿なみに消耗する大学院です。今年で最後(にしたい)の大学院。ホントにきついんだな、コレ。 今年は…

office生活

今月から臨床半分、研究半分の生活が始まります。 といってもシフトは月に7〜8回、あとは自分の好きなことに時間を使えます。 給料はびっくりするくらい安いですが。。。ホント、びっくりしました。 そして生まれて初めて自分のオフィスを持ちました。やっぱ…

ボストンに帰ってきました。

あまりに忙しくて更新が滞っていました。 メールも溜まりに溜まっています。 7月初旬は日本に帰りO-ビザへの更新。一週間弱の滞在のみ。 帰国直前にビザが届くという予想通りのドタバタもありましたが、仕事もちゃんと7月から始めることができました。研究…

アンソニー・ロビンズ

挫折の裏返しが成功であることは、成功した人なら誰でも知っている。 ただ不幸なことに、裏側まで到達できない人もいる。 目的を達成できない人は、挫折すると足を止めてしまう。 挫折や失望は、目的達成へと向かう行動の妨げになる。 それを押しのけ、後退…

blog開始から4年が経ちました。

不安いっぱいでレジデンシーのオリエンテーションを迎えたのが4年前。 ちょうどその時にこの日記を始め、今日で4年です。 最近は更新がまばらになり(忙しいというより、マンネリ?)、少し自分に喝ですね。 少しはいい医者になり、 そこそこの研究者の卵に…

卒業式のビデオ

毎年の卒業式の恒例ですが、 インターン達が、僕ら卒業生のためにスキット(寸劇)を作ります。 今年は秀逸の出来でした。 (注:全てウソですよー)

レジデンシー卒業式!

ついにこの日がやってきました。 救急レジデンシーがついに終わりました。 4年前、卒業していく人たちがまぶしかった。自分にその順番が回ってくるなんてとても信じられなかった。あと11回シフトがありますが、終わりはくるものですね。 同じ病院に残る僕に…

増刷決定!「内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ」

もう一回アマゾンをチェックしたら、もう三冊も中古に売り出されていてショック! というのは笑えない冗談はさておき、 「内科一般」部門で何と2位にランクインしていました! 買って下さったみなさんありがとうございます。 ご期待に添えた内容だといいので…

査読依頼

卒業間際となりシフトも多く、イベントも増えてきました。 お世話になっているAnnals of Emergency Medicineのeditorよりまた査読の以来。 今までは新入り査読者だったのですが、 今回は初めてちゃんとしたご指名を頂きました。ちょっと余裕がないですが、リ…

小さな悩みも飛びます。

つい最近、論文について大逆転を喰らいちょっと落ち込んでいます (まだ勝負は決まっていませんが) そわそわして落ち着かないですが、 こんな動画を見ると、自分の悩みの小ささがくだらなく感じます。 自分のやっていることの絶対感 (自分では世界で何千人…

Let's Go Celtics!

米国の4大プロスポーツ。 最後の一つの観戦をやっと果たしました。 念願のBoston Celtics (NBA)です!奥さんは特にRay Allenの大ファンで、僕らもプレーオフは毎試合、テレビ観戦を欠かしません。 ということで、寂しい財布を叩いて、TDガーデンに観戦へ。 B…

医学書院の連載が書籍になりました!

amazonを見ていたら、発見。 発売の連絡がなかったのでまだ先かと思っていたのですが、発行されたようです。。。 僕の初めての書籍(そして最後?)。 「内科救急 見逃し症例カンファレンス: M&Mでエラーを防ぐ」医学書院より。内科救急 見逃し症例カンファ…

第6回EMA Meeting のお知らせ!

第6回EMA MeetingER型救急を目指す若手救急医の集まり“EM Alliance”が発足したのは2009年10月。ミーティングも6回目となり、初の関西開催です。今回は京都府立医科大学でER型救急を立ち上げられた太田凡先生をお招きしています!そしてER医が苦手な画像診断…

Bostonに本格焼き鳥屋さんが登場!

Airwayコースの後は、お呼ばれで焼き鳥屋さんの試食会にお呼ばれしました。 ボストンにいると恋しいものが三つあります。それは美味しい 1)和菓子 2)蕎麦 3)焼き鳥 です。そこで、本格炭火焼の焼き鳥屋さんが登場! Yakitori Zai (材) 6月にはオープン…

airwayコース

今日は当直明けで、そのままairwayコースに突入。 さすがに何度か意識消失しました。 北米では救急の気道管理に代表的コースが二つあります。 第一にJeffersonのRich Levitanによるコース。振り返ってみると2年前に行ったんですね。これは少人数でcadaverを…

最近の読書

何故か手に取ってみた本。The Quest: Energy, Security, and the Remaking of the Modern World作者: Daniel Yergin出版社/メーカー: Penguin Press HC, The発売日: 2011/09/20メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る英語…

シニアプロジェクトデー

恐ろしいことに、あと6週間で卒業です。We came far... 卒業前の行事が目白押しですが、今日はその一つ。 シニアプロジェクトデーです。 これは卒業するレジデントが自分たちの研究プロジェクトをまとめるもの。べつに研究じゃなくても、選択期間を使ってイ…

ステーキ三昧

この一週間で4回目のステーキ。。。卒業シーズンや学会でお祝いが多くなります。 日本でお祝いといえば、中華とか寿司ですが、こちらではステーキとなります。。。 一応の戦歴 1)KO Prime: ボストンのダウンタウンにあるお店。100ドルはとられるが、★★★★。…

time flies

卒業まであと2ヶ月弱。。。周りも引っ越しの準備や卒業に向けたイベントで忙しくなっています。 同窓もけっこうバラバラになるので、パーティもほぼ毎週のように企画されています。といっても、特に仲のいい仲間はいいものです。 ということで同期のbuddies…

大きくなりました。

今日も病欠の仲間のシフトを埋めるために駆り出されました。。。。 新しくなった最重症エリア。 なんと、いまや18床くらいあります。 他のエリアが追いついていません。リフォームの終了にはあと2年。 ちょっとこれ、きついんですけど。 きっと慣れちゃうん…

不整脈が苦手なら

名教師

生涯教育コースでレクチャー?

ティーチングの月。 といっても病気の人の勤務に突然入れられたり、レクチャーx3本、シムレーションの準備をしたりと何かと忙しいのです。先週の一時間レクチャーは自分の研究成果を交えた報告。とても反響があったので嬉しいし、出版されれば大きなインパ…

ボストンマラソン経過報告

走ってみたいのですが、救急の経過報告で悲しいです。最高気温は摂氏30度。 予想どおりに熱中症、熱中症、熱中症、、、、。 マラソンのmedical tentも限界を超え、病院に来る患者も増えました。 エリートランナーから市民ランナーまで heat exhaustionから…

ボストンマラソン

今日はボストンマラソン。一度走ってみたいのですが、出場資格が厳しくで無理。 ということで毎年応援。 もちろんボストンはお祭り騒ぎ。 現在は沿道のカフェで愛犬と応援中。 そして午後からは勤務。 今日は脱水、熱中症、heat stroke, rhabdo、もちろんア…

西海岸っぽいですよね。

teaching month

今月はteaching month. 最終学年は、働かなくていい月があります。これもその一つ。 といっても、いろいろとdutyがあってそこそこの忙しさ。レクチャー: 1)インターンレクチャー:週一回、インターン相手のレクチャー1時間X4回 2)シニアレクチャー:こ…

the Wise Leader

のYou Tubeがあったのでご紹介。野中先生はいい味でてますね。 Liberal artsの大事さは心から同意。 僕も人の家に行くとどうしても本棚に目がいってしまいます。 本棚、書籍のコレクションはその人となり、知性を表しますよね。 書籍の数だけ多いからといっ…

MIT Media Lab

ボストンはアカデミックな街だけあって、エキサイティングな出会いもあります。 本日はMITのMedia Labで行われた、3.11関連のイベントへ。医学系の人は少なく、いつもと違った雰囲気。 まずはMITの建築系の教授らによる南三陸町のプロジェクト。 これは学生…

for book lovers, part 2

kindleやipadでは味わえないもの(便利ですけどね)

"The Summer Day" by Mary Oliver

Who made the world? Who made the swan, and the black bear? Who made the grasshopper?This grasshopper, I mean— the one who has flung herself out of the grass, the one who is eating sugar out of my hand, who is moving her jaws back and forth…

どう挿管しますか?

久しぶりに緊張した挿管がありました。 というかシニアになってからいつも後輩にやらせていたので、半年くらい挿管していませんでした。 高齢者女性、下顎骨の腫瘍のため、下顎骨は手術で適除の既往。 さらにそこに放射線治療もあり。 そんな患者さんが誤嚥…

To Err is Human. "Do you remember?"

彼はトロントの救急医。

Larry Smith at UW

It's so true.

Annals of Emergency Medicineに。

今月はResuscitationの論文がついに出版され、 Annalsにもお手伝いした症例がのりました。 ついているときはなぜか続くもので、JEAN 1 groupから2本めの論文がAnnals of Emergency Medicineにアクセプトされました。救急医であれば誰でも読むトップジャーナ…

武見敬三

ボストンに来てからのはじめの三年はレジデント生活が忙しいこともあって 知人の輪が小さかったかなと思います。 最近は公衆衛生大学院の仲間、 ボストンの研究者/医師ネットワーク 「日本文化」にハマり始めた奥さんのネットワークなどで徐々に素晴らしい…

チャーリーシフト

ブリガムのシフトは今月でおしまい。そう思うとレジデントには概して不人気?のブリガムシフトがもうすぐ終わります(僕は皆が言うほど悪いとは思いませんが)。 あとはTeachingが一月(+外傷カンファの司会) そしてMGHを2ヶ月やってレジデンシーも卒業で…