ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

日本 vs. 南アフリカ

 

 

僕がラグビーをやっていたのはもう20年前(中学の部活、かなり本気でやっていた)。

そのころも南アフリカは強かった。

一方の日本はW杯出ても全く勝てない世界的には弱小チーム。1989年に得たスコットランド戦の金星がいつまでも語り継がれるくらいだから。

今回も日本のいるリーグの代表国を見る限りやや諦めていた。

 

 

この試合に勝ったことは素晴らしい。

しかし何よりも、残り数分で引き分けほぼ確定というところで勝ちに行ったところが印象に残った。やみくもにリスクをとるのとは違う。彼らは自分たちを信じたからこそ、冷静に計算して大一番でリスクを取ったはずだ。

 

 

自分を信じる強さほど得難いものはない。

普通の人間にできることではない(できない多くの人間は学歴・経歴・Facebookの「いいね」にすがって生きるしかない)。

なぜならそれは一朝一夕にできるものではないから。

自分を信じる強さは日々の絶ゆまぬ鍛錬でしか、一瞬でも妥協しなかったという記憶からしか生まれないものだから。