ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

独立記念日を迎え

一週間が経ちました。今日も仕事でしたが、慣れるとともに、足りないところもいっぱい見えてきた。


内科ローテーション。ようやく一通りの仕事を覚えたところです。本当によちよち歩きで能率はまだ悪い。
今はいわゆる総合内科をまわっています。ご存知の通り、内科系の入院は基本的にすべてとり、その都度専門の科にコンサルトをします。ただし、彼らはオーダーは基本的にしません。とにかく全身管理、オーダー、退院先をきめること、などなどが僕らの仕事。一日中、電話をかけているような。いわゆるscut workがたくさん。日本の研修医と同じです。ポケットに紙をいっぱい詰め込んで、チェックリストをつくり、階段を駆け上がり、病棟をネズミのように走り回ります。


総合内科は8チームあります。ぼくらのチームは比較的大きい。そして国際的。構成は、
医学部三年生がひとり。イラン系アメリカ人。当直もしないし、カルテも書きません。
医学部4年生のサブインターン。10歳くらいで、モンテネグロから。彼らは入院もとりますし、当直もします。負担はぼくらよりずっと少ないですが、立派なチームの一員。
インターン二人。僕を含めて。病棟じゅうをかけめぐる。
シニアレジデント(2年めか3年め)インド系アメリカ人。彼らが基本的にチームを動かします。ぼくらインターンとプレラウンドをし、方針を決め、僕らのオーダーをスーパーバイスしています。アテンディングとの連絡も彼らがとります。
アテンディング(どこ出身かはわすれました。多分アメリカではない)、基本的にはホスピタリスという入院専門の医師がいます。患者によっては、開業医グループの担当の医師がきます。アテンディングとは一緒に回診をするくらい。いまの人はとても教育熱心。これは結構ひとによるかんじ。


苦労しているようですが、僕は4人しか患者を持っていません。チーム全体では5人。それでも時間がかかります。
言葉ではまあまあ苦労してます。コンサルティングなどではなんとかなりますが、やはりプレゼンで苦手意識をもってしまいます。自分でわかっていることがうまく伝えられない。フォーマットになれていない。もどかしいです。修行が必要です。

しっかりH&Pをとり、
患者さんのアセスメントを深くつきつめ、それに基づき論理的なプランを建てる。
それを相手の求める情報の内容と量をもとに、求められるフォーマットで伝えるとが大事でしょう。基本的なことです。


この内科ローテーションの目標ですね。ゼロから出発するつもりで。
1. アメリカのシステムに慣れる。
2. systematicな内科のアセスメントを身につける。(大雑把な僕は苦手)
3. プレゼンの向上。


失敗を恐れずに挑戦し、日々向上していこうと思います。