ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

What a crazy day!

今日からついに始まりました。アメリカでの救急。
ERドラマ並みにcrazyでした。12時間のシフトは長い!


今日はFast trackから。入門編です。Abscess-I&D, ankle sprain, MVA, Fall, Back pain, PIDといった感じの軽症患者の場所です。ずいぶん患者さんをみましたが、入院は一人でした。


朝は緊張して起きたのですが、仕事が始まってしまうと緊張している暇なんてなし。全く休みなしで、最後にはペースダウンしてしまいました。明らかに患者を診るスピードが減速。一緒に働いたナースプラクティショナーいわく、こんな忙しい日は記録的とのこと。そうだといいんだけど。この病院のEDはこの一年で患者が9%増とのことです。


ただこのような軽症患者さんは去年の沖縄でかなり診ています。僕の中でのフローチャートもできていますから、それほど困ることはありませんでした。あんまり自慢にならないね。でもこれが、urgent, acute traumaのシフトになったらどうなっちゃうんだろう。


さすがに疲れきった一日でした。スポーツと同じで、日に日にスタミナがついてくれることを期待しています。
まあそれでも12時間働けば帰れるし、当直はないし、週に一度は休みもあります。研修医としては全く悪くない。日本の開業医の先生はこれより忙しい先生もいるよね。僕の義父は68歳で、一日250人(多い日は新患50人)、毎日5時起き、9時に帰るという生活。皮膚科とはいえ、とんでもない忙しさ。若干30才の僕がcomplainできません。ハードな研修になってきたけれど、救急研修医は気持ちのいいやつが多い。いっぱい臨床経験を積めてめぐまれてますね。