ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

けものみちをあるく

けもの道を一人で歩くというのは心細いものです。
昼夜逆転のシフトで、夜ひとりぼっちで起きていると、つい不安になります。研修医にしては時間があるのもよくありません。小人間居為不善ですかね。


やはり言葉の壁がありますから(というよりも、自分であると思い込み、それによって飛び込めない)、仲間との一体感がまだありません。
4年間のレジデンシー、それからの医者人生。高くて頂上の見えない山を登っている気分です。


でも一人で歩くけもの道ですから、はたして自分がちゃんと登っているのか、周りの同期においていかれていないか、それがよくわかりません。自分は夢を叶えて、入り口に立っているのですが、ちゃんとしたことやってるのかなと。


しへい先生をはじめとした先輩方、また去年の同期も同じようなことを感じた、感じているのでしょうか。皆が通っている道なのかな?
ただ間違いないのは、一日一日を大事に、患者をしっかり診て、逃げないこと。こうすれば少なくとも山を登っていることになるはず。


あまり先のことはまだ考えずに、一歩一歩踏みしめてですね。