ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

BとM

ひさしぶりの休みをもらいました。
産科ローテで完全に体が鈍っていました。


ブリガムEDのローテーションは10時間と短いですが、alphaという重症患者の場所ですから、それなりに疲れます。
これで二つめのEDですが、MGHとまた違いが会って面白いですね。同じ街の、同じ経営母体のアカデミックセンターでも全然違います。
MGHはどちらかというと野戦病院的。患者数自体が多いのですが、アテンディングが圧倒的に少なく、その分われわれ研修医の裁量が大きいです。その分教育の割合は少ないですが、早い段階からEDをコントロールする感覚があって、僕はこちらが好きです。アテンディングの平均年齢は高めで、救急レジデンシーのなかった時代の人も結構います。


ブリガムはもう少し教育的。患者数も年6万人程度と少ないですが、日中のalphaはアテンディング2人体制と贅沢です。研修医の数も多く、プレゼンはしっかりやらされ、pickyな感じもします。こちらのアテンディングは若手が多く、おそらくほぼ全員がEM residency卒業だと思います。Chairmanの違いが大きいのかもしれません。ただこちらの方が、免疫不全などのcomorbidityをもった患者が多い気がします。


それぞれ違いが会って面白いですね。この他にも僕たちはMt. ArbanというCommunity Hospital、そして小児はおもにBoston Children'sで研修するようです。