ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

目指せノーベル賞?

今日はメモリアルデー。突然の休日をもらい、「坂の上の雲」を読破。これで通算4回めくらいでしょう。アメリカに持ってくると読んでしまうと思って、日本においてきたのですが、やっぱりアマゾンで買ってしまいました。「三国志」「竜馬がゆく」などなど読書ばかり。勉強しなきゃ。

今日は奥さんの研究についてでも。今はMITの脳研究所で、脳の情報を末梢に伝える研究をしています。べつに才媛でもない?のですが、なぜか世界トップの研究所で遊んでいるようです。


このCBSのドキュメンタリーのようにBrain Machine interfaceは技術の進歩でかなり進んできたようですが、

奥さんの研究室ではさらに先をいって、Brain Body interfaceというのをやっているそうです。つまり脳梗塞や脊髄損傷の患者さんでupper motor neuron が情報を伝達できない場合、動かしたいという意思=脳の電気運動、をコンピューターで感知。その情報を下位の末梢神経や筋に伝達して動かすというもの (Brain Machine interfaceだと情報は機械を動かすことで終わる)。機械の腕を動かしても、その適応はやはりamputationした人にかぎられてしまいますからね。やはり脳梗塞や脊損の患者さんは自らの筋を動かしたい。


基礎研究は大変そうですが、なんといっても夢があります。10年先の未来を目指すものですが、神経難病といわれてきた多くの患者さんを救える可能性がありますよね。楽しそうです。