ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

やーちゃっく

ロングコール、ショートコール、ショートコールの三連荘が終了。
仲間のレジデントが休んだための強行軍でした。


それでも僕はステップダウンが好きです。MICUもかなり面白かったが、循環器のダイナミックさはよい。昨日ははじめの8時間で8人の入院。(すぐにいっぱいいっぱいになります。。。)そこで僕は"capped"され(このユニットでは新入院は一晩で8人までしかとれません。それ以上は内科シニアが入院させます。)たので、あとは比較的ゆっくりできました。


昨日も興味深い症例。若年男性のwide complex tachycardia。ただしhemodynamically stable。Structually normalでclean coronary。救急医としては、もちろんどこまでもVTとして扱うのですが、まあstableであればそれほどやることはなく、EP専門家に渡しています。このユニットではもう少し考えなければいけません。Wide complex tachycardiaとSVT with aberrancyの鑑別には、Brugada criteriaやYurchak Criteriaがありますよね。どれも完璧ではないですが、参考にはなります。この患者さん、Yurchak CriteriaだとややSVTが有利。今日のEP studyでは見事accessory pathwayが見つかりました。Yurchakの勝利ですね。僕はひそかにARVDかとわくわくしていたのですが。。。


明日休んだら、またロングコール。。。