ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

休み明けのreal ED night

休暇明けはブリガム救急と決まっています。


まったく休みがもらえません。EM Allianceのお手伝いができていないいいわけです。
ブリガムの夜勤が実はもっともお気に入りのシフト。なによりも忙しく、人が少ない。アテンディングとレジデント2人体制で何でも来ます。それだけカオスですが、自分の裁量が増えますしチャンスも多い。僕のように冴えない2年めでもリーダー役を勤めさせてもらえます。(うちのプログラムでは3,4年めが外傷リーダーをします。)


昨晩はひさびさのreal ED night。
2時過ぎにCode Traumaの同時3連発。一人は刺物で血気胸、Pericardiall Effusion+。挿管してChest tube入れて、すぐORに向かいましたがlost vital。廊下で胸開いて助かったようです。よかった。二例めはgroinの刺物でしたが、FAST陰性。しかしバイタルが怪しくなり挿管、どっこい今度はdifficult airway。かなり気道がanteriorでブジーもglide scopeも厳しい。EMAに手を出す一歩手前でなんとかで入りました。この患者さんも腸管切れていたようです。助かったようでよかったです。


デトロイトとかボルチモアではこんなの日常茶飯事でしょうが、ボストンではそうはありません。
忙しい夜は時間が早く過ぎでいいですね。


さあ、明日はオフ。といってもカンファに出なきゃ行けないので半オフ。そのあとは気の合う同期とNorth Endのイタリアンを食べにいきます。つるむのはいつものBとZ。同期でもっともlaid backな2人。他の同期はぼくにはserious過ぎます。。。