ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

CPC 出場?

となるかな?


先月の循環器Step Down Unitでみた患者さん。夜3時、当直で8人めの新入院。へろへろとなっていた時に入ってきた患者さん。
30歳代の生来健康な男性。急性発症の嘔吐、腹痛、下痢、めまい感で救急に。BP 50-60で心電図はrapid a-fib。救急で5Lくらい輸液されてやっと血圧90台にして僕のところへ入院。患者さんに今までにもこんなことが年に数回あったとのことですが、病院にかかったことなし。


一見明らかにSick。病棟へあがると発熱、頻脈120台も良くならない。僕の最初の鑑別では普通に敗血症ACS, 心筋炎、H1N1 Flu、まれなところでMalaria, Familial Mediterranean Fever, carcinoid。 central line入れてMICUレベルと判断しすぐにICUに運びました。案の定病棟で送ったlactateもCrも倍増。実は2人部屋の照明をつけていなかったので全身の紅斑を僕は見逃し。これがMICUでの診断のもとになりました。さて答えは?(ぼくは診たことのない症例でした。ちなみにTSSやただのAnaphylaxisではないです)



今日病理のほうからメールが来ました。来年のNEJMのCPCになるとのこと。CPCは雑誌に載る前にだいたい内科のgrand roundで1時間の発表があります。はじめのプレゼンさせてもらえないかな-と甘い期待をしています。