ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

連続勤務の谷間

Mt. Auburnのシフトも慣れてきました。
いわゆるAcademic Centerと違った、市中病院の雰囲気がいいものです。


基本的には超高齢者の転倒、胸痛、COPDプラスマイナスCHFというのが大部分かもしれません。救急車担当の僕は80-90%の患者さんを入院させることになります。本当に重症というか、高齢のために帰れないというのがほとんどです。


ここ2日はなぜか脳出血の患者さんにあたります。Mt. Auburnは脳外科があまりアクティブではないので、提携先のBI Deaconessにほとんど搬送。Airway Protectionのために挿管というのが続きました。それから初めてTramadol Overdoseという症例にも。μ受容体のアゴニストであるとともに、セロトニンの放出、ノルエピネフリンのre-uptakeの阻害をするために、痙攣、CV collapse、セロトニン症候群をきたす、などと勉強になりました。中毒はまだまだ勉強不足です。


6連続のER勤務はけっこう消耗します。そして今日一日だけお休み。
明日、明後日とATLS (こっちのJATECですね。外傷の標準化コース)をやって、また6連続勤務だ。。。