ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ATLS 2日め

休みをつぶしたATLSが終わりました。

感想:JATECがATLSを超えているのでは?ATLSのレクチャー部分は看護師さんをも対象にしているので、実際に救急で外傷のリーダーをする人間としてはやや物足りない内容。

ただし、シープラボはよかった。(奥さんがいつも実験している研究棟のオペ室でした) 羊さんには申し訳なかったですが、これが将来人を救うことになると思って勘弁してください。羊は一頭800ドル。一頭を2人の受講生で練習します。ぼくの相方は救急医30年め!の大ベテラン。バミューダ島バミューダトライアングル?)から来ているとのこと。昔はマイアミで随分外傷をみたそうです。

日頃滅多に遭遇しない、venous cut down, DPL (この適応はほぼないが。。。)、chest tube, Crico (glidescope, video-mac、LMAでほぼすることがなくなった)、そして開胸(これまた適応はかなり少ない、ましてや鋭的外傷の少ない日本では?)といった手技を練習しました。やはり手技に関してはマネキンとは全く違います。

勉強になりました!