ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

Back to Children's

ひさしぶりにボストンこども病院に戻ってきました。今月はMGHとChildren's を交代で回るシフト。小児病院を一ヶ月まとめて回るよりも、こうして通年で少しずつやる方が、季節性のある疾患をいろいろ勉強できます。夏の外傷、胃腸炎、冬のインフル、細気管支炎のようなものですね。


ただし、ここで働くたびにカルテのシステムが変わっている気がします。ころころシステムを変えてしまうので、慣れるまで時間がかかります。それは置いておいて、

今日は、尊敬するDr. Fleisherとのシフト。小児救急の神様のような先生ですが、とっても気さくでgentleman。いつまでも、僕の名前をKojiと発音してますが、爺さんなので勘弁しましょう(笑)。
ボストンで働いていて臨床医として尊敬する人は二人。このFleisherとブリガムのDr. Kosowski。人格は正反対ですが、ともに臨床能力がとてつもなく高く、すばらしい教育者。臨床は10年も経つとプラトーに達するなんて人もいますが、この二人にはそんなプラトーはないのでしょう。とてつもなく高い頂、僕の目標です。


小児救急は概して軽症が多いのですが、今日はあたり日。Monteggia骨折にradial nerve palsy (正確には前骨間神経麻痺ですね)、Toxic Shock Syndromeなどなど、勉強になりました。