ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

フィードバック

最近、臨床でのフィードバックが良くなってきたようです。
研究も勉強も大事ですが、レジデント/臨床医としてはここが一番大事だからとても嬉しい。


New Innovationという企業ベースの評価システム/労働時間管理システムをBWH/MGHでは使っています。手技のログもこのシステムで行います。
http://www.new-innov.com/pub/Default.aspx
全米でも多くのレジデンシーが利用しているようです。そのシステムによって、指導医からの評価が帰ってきます。(レジデントも評価を書くことができます) 最近は、PGY3以上として機能していると書いてもらえるようになりました。まあ日本でも研修しているのだからそうでないとおかしいか。


今考えると、1年めは何もわかっていなかった。システムもわかってなかったし、患者へのアプローチも非常に甘かった。今でも反省点ばかりですが。スポーツの練習のように、自分の限界近くまで自分を追いつめてシフトを働く成果が出てきたのかもしれません。毎日帰ってから、全ての患者さんについて、自分の思考プロセスを再復習しているのも聞いているのかもしれません。外科医が頭の中でオペをやり直すように?
だけど、まだまだ重症患者のアプローチが弱い気がします。後ろにバックアップのいるレジデントのうちにできるだけ自分を鍛えたいものです。


気がつくと、二年めもあと2ヶ月でおしまい。
ボストンに来てから、ほとんど2年が経ちました。Time Flies。一日一日大事にしないと。