ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ジュニアレジデントとしての総括。

ジュニアレジデントの仕事もあと2回でおしまい。


救急レジデンシーも折り返し点。
凄く長かったような、速く時が過ぎたような。ここからはあっという間なのでしょう。
キツい合宿も半分過ぎると、あとはすぐですからね(こんな比較が妥当なのか?)。


14年の歴史を持つ救急レジデンシー。初めての「ガイジン」レジデントということで、採用時もいろいろと議論があったと聞かされました。でも選んでもらえたことにまず感謝。その後も鈍感なせいか「ガイジン」扱いされたことは一度もなかった気がする。恩師Dr. BrownやディレクターのEric, Kimoあたりには本当にお世話になりました。家族と愛犬くーまは言及するまでもなく(でもたまには言及しないと怒られる)。


さあ、7月からシニアレジデントとなります。
これまでは、目の前の患者をしっかり、そして効率的に診ることが大事だった。自分としてはまだまだですが、時間を経る毎に指導医からはおしなべていい評価をもらえるようになってきました。自分の限界まで診ること、家に帰って全ての症例について思考回路を復習することが良かったんだと思う。一方で、患者の利益に責任を持つこと(これが一番大事なのに)、ナースなどとのコミニケーションはまだまだだと思う。


ここからは、より多くの重症患者を、優先順位をつけて診ること。そしてEDにおけるリーダーシップが求められます。
頑張るのは当然。しっかり毎日自分を振り返り、ひとつひとつの経験を無駄にしない。
ブリガムの夜勤では指導医1人、僕、ジュニア1人体制のリーダーとなることが要求される。ブラボーサイドやObservation Unitのサインアウトも全て受ける。大変そう、でもこのシフトが伸びるチャンス。


これを書いていたら緊張してきました。
といっても7月からは2ヶ月間、大学院生。臨床を離れた生活をし、大好きな勉強ができます(全ての授業を寝ていた高校時代には想像できない)。楽しみだ!