ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ふー

週末が来るとほっとします。

毎日嵐のような授業、復習と予習に追われる放課後。6週間に詰め込んだサマーコースはかなり忙しい。
とはいってもストレスフルな救急外来で働くよりはずーと楽。プレッシャーもストレスもすっと少なく、のびのび?勉強できるのは楽しい。

生物統計の授業は、まだまだ基本。やっとPoisson's distribution。ということで余裕あります。こんな僕でもわかるのだから、教えかたも上手いです。

一方、臨床疫学は僕のお気に入り。現在はsmall groupに別れて観察研究のDiscussion。
50人ちょっとのクラスが8グループ。うちも6人で、乳房へのsilicon implantationとrheumatoid arthritisの関連を調べる観察研究のデザインを考えています。現実的にはかなり後ろ向きコホートがでてますから、今さらという感じですが、まあ練習です。


メンバー6人のバックグラウンドもさまざま。救急レジ、MGHの外科レジ、トロントから感染症フェロー、タンザニアの臨床研究立案責任者、National cancer prevention fellowのphDなど。School of Public Healthで学ぶことの意義は、講義の内容よりも、この様々なバックグラウンドの人と交わり、人脈を作り、刺激を与え合うことなのでしょう。僕のいるQualitative methodコースはそういう意味でヘテロな集団。面白い。
来週火曜日にはデザインした研究をクラスで発表、ほかのチームから批判を受けます。うちのレジデンシーではけっこうこれを鍛えられていますから大丈夫かな??


とにかく、これは楽しみ。研究をデザインするのが、僕の一番ワクワクするところです。