ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

疫学者って

易学者ではなくて。

疫学研究の授業。
これがまた、とっても難しい。指定教科書のロスマンが、砂を噛むように手強い。。。
疫学という学問自体が歴史の浅いこともあるが、4週目にしてすでにこの学問体系の最先端を教えられているよう。難しい訳だ。

一方の生物統計はまだまだ古典的な方法をならっている。やっと多変量解析に突入。面白さにはまっています。


今日は疫学の小話。
一年後に授業の内容は忘れている?かもしれないけど、この話は覚えていそう。


ある無人島に、物理学者、生化学者、疫学者が遭難し漂着。
食べ物は一つの缶詰のみ。缶切りはもちろんない。どうやって中身を取り出すかを議論する三人。

物理学者:「この缶詰の接線方向にたいして、35°の角度でxxxの力で石をぶつければ缶は開く」
生化学者:「そんなんじゃだめだよ。缶詰を海水につけておけば、pHの関係で20年後には化学反応で缶詰は開く」
疫学者:「そんなに待っていられない。僕は開け方を知っている。さあ、缶切りがあると仮定しよう。。。」


これを面白く感じる人は疫学に苦しんだ経験者かな。