ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

スクリーニング

何かと忙しくて、更新が滞っていました。


さて2ヶ月ぶりに仕事に本格復帰。
これからはシニアレジデント。インターンを始めた頃は3年目なんて雲の上の存在。
でも順番?はまわってくるものです。

これからは指導的な立場も要求されます。とくにブリガムの夜勤では、もう上はいません。alpha, bravo, obsと全ての患者をカバーしながら、トラウマもする、さらにED code teamも。。。伸びるところなのでしょう。今までのようにがむしゃらに患者さんをみるだけじゃだめで、リーダーシップ、コミニケーション、EDのflowを考えないと。


EMAのMLで書きましたが、米国救急外来のOvercrowdingは大きな問題です。詳しく書いた過去ログがみつからないのであまり書きませんが、いろいろな試みがなされている。ここも大きな研究テーマのひとつ。

MGHではphysician triageが行われています。3年目になり、初めてスクリーニングで働くことになりました。これも面白いものです。スピードがとにかくキー。

システムは、まず、ナースによって重症、軽症患者はそれぞれAcuteとFast Trackへトリアージ。重症患者は5分以内に医師に診察される。

残りの中等症患者がphysician triageの対象。スクリーニングエリアで、我々によって目標15分以内で診察。さらにトリアージ。検査と処置をオーダーし、post-screening areaへ移行。限られたスクリーニングエリアのリソースで退院または入院が決められそうだったら自分で見続ける(7割くらいは自分でフォローするように頑張る)。そうでなければUrgent Aというリソースのあるところのベッド待ち。ちょっと説明難しいですね。


いろいろな研究が行われている分野。興味がある人は文献検索して下さい。