ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

湘南鎌倉総合病院へおじゃま

やっとJFKにつきました。Boston Loganへの飛行機を待っています。
備忘録がわりに書いておこう。そうでないと忘却の彼方へ行ってしまいそうだから。
やっぱりたまに日本に行くと、とても忙しくなります。怒濤のような日々。でもとても充実したものでした。


金曜日は萩原先生とともに湘南鎌倉へお邪魔しました。
新病院でEDのスペースも広く働きやすそう。電カルもぱっと見た目ですが機能的な感じです。毎週、金曜日午後は後期研修医のために教育的カンファレンスの時間がとってあるのですね。この時間は後期研修医は働かず、教育を受ける時間と規定されている。いいですねー。


そこで、M&Mや内科合同カンファなども参加。悩ましい症例ばかりでしたが、システムとしてどうやって改善していくか、次につなげていくかという視点で、しっかり次のActionまで決めていましたからすごい。さすが湘南鎌倉ですね。ここまでできている施設は少ないのではないでしょうか。おそらく多くの日本の北米型救急が直面している課題、すなわち他科との交渉、がやはりポイント。でも米国でも一緒か、これ。


その後はJournal club。東大の萩原先生と外傷の二つの論文に対して批判的吟味。EMAメソッド(でっちあげました)として、論文のMethodはPICOで読み、Limitationは5つのポイントに注目する我流をご紹介(詳細はもうすぐ公開のPodcastで!)。活発な議論になりました。知的な議論ほど楽しいものはありません。湘南鎌倉のみなさま、ありがとうございました!

そうそう、カンファの後の大船のちゃんこ屋もかなりいい味でてました。U先生、ナイス・チョイスです。


後期研修するなら素晴らしい施設です。なんて言っても、メンバーが素晴らしい。北米型救急を考えている先生方、一回見学してはいかが?


EMAの病院紹介からどうぞ。
湘南鎌倉総合病院