ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

出会いと別れの季節

日本ならば春ですが、
こちらでは夏頃が、出会いと別れの季節になります。

レジデントは6月末で卒業。7月にはフレッシュな研修医で病院がにぎわいます。
大学院も9月から授業開始。そろそろオリエンテーションが始まるようです。


S先生も、2年間のシミュレーション・フェローシップを終えて帰国してしまいます。
いろいろとお世話になりましたし、まだまだ近くで教えてもらいたかったのですが。。。ボストンも寂しくなります。でも目標は同じですし、太平洋を挟んでこれからも長く一緒に仕事ができるのがとても楽しみです。


公衆大学院のほうでも、2年続けてStudy buddyであったSadaがカリフォルニアに帰ってしまいました。laid backな彼とは相性がとてもよく、毎日一緒に勉強し、飯を食い、語り合い、としていました。彼はlaid backに見えて(実際そうなんだけど)、研究に対する想いが強く、とても気が合います。彼は内科レジ、感染症フェローを終えて、カリフォルニアの片田舎でJ1 waiverをしていますが、いろいろと思うことがあるようです。つまり、日本に対する想い、その現実、そして、米国でアカデミックに生き残っていくことの難しさ。


本当にそうですね。米国のレジデントとフェローシップは、いったん、レールに乗っかってしまえば終えることは難しいことではない。ここまではトレーニングを受ける立場として見てもらえる。
その後に、しかし、この国で(日本でもそうでしょうが)アカデミックに生きていくのは、本当に本当に本当に大変なことです。いったい僕なんかにできるのでしょうか。


sadaoは来年夏には大学院に帰ってくるはずですから、再会が楽しみです。
S先生、これからもよろしくお願いします。