ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

文献レビューのアルバイト

今日もひたすらコンピューターに向かいアドミン。

ホワイトカラー労働者の気分です。(救急レジデントはブルーカラーですよね)
ひたすらM&Mになりそうなカルテのレビュー。
あと自分の州免許のアプリケーション(これは仕事と関係無し)。


今は上司から降ってきた、文献のレビューを書いています(いまは現実逃避)。愛犬とともに屋外カフェで仕事すると、気分は少しはいいですね。ボストンの秋は短いから、今のうちに堪能しておこう。


頼まれているのはACEPが発行しているCritical Decisions in Emergency Medicineという雑誌。
これには毎月、ABEMの勧める必読文献のレビューを載せます(LLSAってやつですね)。
題材は、Ketamine vs etomidate in RSIという感じ。Lancetにのった有名な論文ですね。でも日本だとetomidateがないからそこまでのインパクトはないかも。でもケタミンが悪くないことが判ります。(http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2809%2960949-1/fulltext
すでに「研究の質が保証されている」とのことですので、批判的吟味はせず、ただ文献のサマリーを書いています。ちょっと物足りないです。今年は免許申請、ビザ、学会とお金がかかりそうだから、いいバイトかもしれません。


さあ、そろそろ現実にもどらないと。