ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

レビューワーになる?

今日もひたすら電子カルテと格闘。チャートレビューに飽きてきました。
ただM&Mに使う症例は決まった(フルレビューx2、of noteケースを5個)ので、これからは関係者の「事情聴取」。聞こえが悪いですが、インタビューされる側にとってはそんな感じでしょう。嫌われますな。ぼくはただケースを深く調べるだけ。


それはいいとして、ここ半年ほどAnnals of Emergency Medicineのレビューワーになれないか画策していたのですが、今日やっと返事が来ました。レジデントとしてreviewerに採用してくれそう!やったー。


もちろん、一人でちゃんと出来るわけもありませんから、Decision editorと一緒になって、レビュープロセスを学んでいくことになります。研究をする上で山ほどの文献を読むことは前提条件ですが、レビューをするということもさらに勉強になると言います。(相当の時間と労力を費やしそうですけど)


ちょっと緊張しますが、他の人の文献がよくなるような仕事をしたいと思います。出版された論文を読むときは批判的に読みますが、レビューにはまた違った読み方があるはずです。「この論文はどうやったらよりよいものになるか」ですね。これを痛感したのは、一番最近にsubmitした論文のレビュー。レビューワーはUniv of AlabamaのHenry Wang(多分ですけど)というプレホスピタル救急の第一人者。注文は多いのですが、ずばり的を射ている。仲間と力を合わせてそうとう書き直しましたが、質はかなり向上した感じがします。これがacceptされるかは、別問題ですけど。

こんなレビューワーになりたいと思いました。