猫の手
M&Mカンファレンス用に症例をレビューしていると、いろいろと面白いものがでてきます。
まさにシステムにぽっかり穴が!今回の症例では、このシステムエラーによって治療や予後は変わっていないはずですが、まさにニアミス。しかし穴を放っておくと、いつかは事故が起きるでしょう(もう起きてるけど、気付いていない可能性だってある)。ニアミスでもシステムエラーを学ぶことができる、いい例です。
それに、Reasonのスイスチーズモデル(一回めEMA meetingで紹介したやつですね)ってよくできていますよね。
エラーを学ぶのにすばらしいアナロジー。
M&Mゆえに公にできないのが残念ですが、
これから他科と組んで、システム改善に動き始めます。
それから、せっかくのアドミンローテーションなので、先月のM&Mで見つかったシステムエラーに対して、ナースと一緒にプチQI (quality improvement:質改善)プロジェクトを始めました。とても僕一人ではできないので、毎月まわるレジデントに引き継ぐ感じになりそうです。猫の手でも借りたいです。