ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

チャーリーシフト

ブリガムのシフトは今月でおしまい。そう思うとレジデントには概して不人気?のブリガムシフトがもうすぐ終わります(僕は皆が言うほど悪いとは思いませんが)。
あとはTeachingが一月(+外傷カンファの司会)
そしてMGHを2ヶ月やってレジデンシーも卒業です。


入ったばかりの頃は想像さえできなかった、卒業。
もうあと3ヶ月なんですね。1/16が残っているだけ。。。


今年に入って新設されたチャーリーポッド。4年めはほぼこのシフトだけ。
ここはブリガムの新方針「患者を待たせず、すぐにベッドを確保し、医師の診察をうける」という方針で作られたもの。MGHはアドバンスドなトリアージで対処。一方で、ブリガムはトリアージというプロセスをトヨタでいう「ムダ」と判断し、排除する方法。全米で問題となる救急混雑の方針で、同じ大学系列かつ同じ医療コングロマット配下の2病院がこんなに違います。このダイナミックさが米国の面白いところですね。


チャーリーポッドは、シニアレジデントにとって大きな教育の場でもあります。
ベッドが15個くらいの小さな救急ブースですので、ここでシニアレジデントは完全に指導権を握り、指導医は「蚊帳の外」にすることが明確な目標とされています。入院退院の方針がでてから、指導医に確認されるだけ。あと3ヶ月に迫った指導医生活にはいい練習ですね。