ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

職探しの注意点

早いもので今年のレジデントも卒業まであと数ヶ月。寂しいものです。
みな就職先が決まり、ほっとしているがよくわかります。


「就活」を知らない僕はレジデントに教えてもらってばかり。
例えば、契約文書をかわす際にときには弁護士!をいれて交渉するというから驚きです(そういえば、僕らの研究でもこれに大金を払っていた)。他に注意点としては広告。


医師募集広告の謳い文句の真意は

  • 風光明媚でアウトドアが楽しめる!→ど田舎の病院
  • 症例数が豊富!→米国の陰を背負う市街地の病院(群病院など)
  • スタッフが仲良しで雰囲気がいいぞ!→でもシフトは多いよ。

などなど他にも沢山。半分本気の冗談ですな。



逆に、雇う側からみると(上司が言うには)

  • 客員なんとか(= visiting professorとか)→レクチャーして貰った箔付け。
  • 卒後すぐに大学病院で「attending」(= 指導医)と強調:フェロー(=パートタイム)だったことを伏せている。
  • 学会発表 vs. 原著論文の比率が高い(例, 3:1以上):研究するなら危険信号。

ここら辺は注意しているようです。
米国人は見栄っ張りな人多いですからね。周りの人には不思議と伝わっているのは世界共通ですけど。


実は気づいていないのは僕自身なのかも。。。