ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

PIになる?

PI (Principal Investigator)というのは様々な定義があります。

 

いままでにも、小さなグラントもしくはunfunded studiesで幾度かの"PI"をやってきましたが、これはあくまで研究チームのポジションとして。

 

もう一つの意味は"research group leader"または"head of the laboratory" という感じ。僕には独立するほどのお金と責任(および能力)はなし。

 

先週嬉しいニュースがありました。初めてのNIHグラント挑戦でR21グラントがfundされることになりました。R21はR01と違ってearly stage investigator(新米研究者)への優遇がないので、トップクラスの研究者と同じ土俵での勝負。取れたのは完全に幸運。R01グラントよりは金額も小さいですし期間も短いですが、multicenter research groupの「PI」ということになります(一応)。

 

さらに10月からはindustyと組んだmulticenter studyもPIとしての仕事になります。

 

現在所属するEMNetラボから完全独立するメリットはないので(リソースの共有、メンタリング、リスクヘッジなど多くの意味で)、"Hasegawa Lab"を作ることはありません。作ってもすぐに潰れるし。

 

救急レジデンシー修了後、3年が経ちました。この期間は「研究レジデンシー」と心に決めていました。研究レジデンシー卒業まではあと数年はかかりそうですが、ゆっくりと次のphaseに入るようです。