ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

バスソルト中毒?

最近こちらで話題になっている"bath salts"。 お風呂用の塩で中毒??という疑問がわきますが、これはあくまで通称。ボストンでは少ないですが、西海岸や南部ではかなり流行っている合成ドラッグのことです。 合成cathionesで、系統的にはエフェドリンやアン…

朗報きたる

日本の素晴らしい仲間たちとやっている前向き多施設のレジストリ。そこから、まずは一本めの論文(中間解析)がResuscitation誌にアクセプトされました(手強いレビューワーでした)。すでにここでもご紹介しているとは思いますが、Japanese Emergency Airway …

来年秋の大学院

来年の夏でMPHコースはおしまい。 確かに実り多いのですが、いつかはリサーチャーとして独り立ち(そんなことできるのか?)することを考えると、どうしても物足りない。とくに疫学・統計が中級くらいで終わってしまう。。。 ということで、卒業後にはさらに…

ファーマコエピ

ファーマコエピ(薬剤疫学)を突然勉強してみようと思い、まずは入門本を買ってみました。薬剤疫学ってなあに?―くすりの効用とリスクを考える (ミクスライブラリー)作者: くすりの適正使用協議会出版社/メーカー: エルゼビア・ジャパン発売日: 2003/12/25メ…

ある休日。

昨夜はAcute Overnight。 感謝祭休暇のまっただ中なので、空いているかと油断していました。 甘かった。やはり金曜日の夜、ということで外傷のオンパレード。 小児から大人まで、かなりの重症トラウマの日でした。ずいぶん挿管しました。 アメリカのみなさん…

第5回EMA Meeting、申し込み開始がもうすぐ!

早いものですね。 EMAが発足して、ついに第5回めを迎えることができました。 僕は今回も行くことができないのですが(涙)、今回も内容が盛りだくさんのようです。今回のゲストは福井の林先生、これは見逃せませんね。あとは名古屋だから、ヒツマブシ、手羽…

書類が揃ってきました。

しばらく、書類仕事に埋もれていました。来年から指導医として働くために必要なもの: 1. マサチューセッツ州本免許(いままでは仮免?) 2 & 3. DEA (Drug Enforcement Administration)の書類、つまり麻薬の取り締まりですね。これがマサチューセッツ州と連…

中毒学おすすめ教科書

中毒をちゃんと勉強していなかったのですが、、、 オススメの本を紹介。Goldfrankまで読むのは大変なので、簡単なやつで。 日本語であればイラスト&チャートでみる急性中毒診療ハンドブック作者: 上條吉人,相馬一亥出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2005/11…

トックスはじまる

さて、最終学年の一番人気、Toxicologyローテーションが始まりました。これはボストン小児病院内にあるPoison control centerにいきます(ちょっと日陰者の存在?なので、隅の方にしょんぼりと存在します)。マサチューセッツには、あとU. Mass内にもありま…

明日よりToxローテーション

感謝祭シーズンですでに休みモードにボストンも入りました。 人が少ない!といっても研修医は働かない訳にはいきません。明日よりPoison Control Centerでのローテション。 近所のボストン小児病院の一角で毎日を過ごすこととなります(ただし土日オフ)。 …

ここ最近。

最近の生活。7-8時 起床。 たまにシフトを働き、たまに走る。レジデント最終学年はシフトが軽い!あとはずーっと論文レビューと論文書くことに時間が費やされています。(あとの山のようなビザの書類)SASが自分のパソコンで動かなくなったので、 午前中は大…

さらなるrevision

Resuscitation誌から4回めのレビュー結果が来ました。 この雑誌というか、このレビューワー(おそらくはアラバマ大学のDr. Henry Wangと予想. prehospitalの第一人者)はかなーり手強い。とっても細かいところもついてくるのですが、論文の大きな流れも見え…

ポッドキャスト復活!

EMAの皆様、大好評にお答えして、JEMRAによる企画、“EM Alliance Cast“が帰ってきました。 皆さんと一緒にJournal clubするつもりでPodcastを作っています。今回は、臨床予測ルールに注目。古典的な論文、カナダの頭部CTルールを徹底的に読み込みます。ジャ…

インタビュー

今日は大学院の仲間(韓国人)にインタビューを受ける。 といっても大したことではなくて、 彼らは現在、組織論の授業をとっているらしいのですが、グループワークとして実際にあった事例を利用して、組織の文化、行動などを研究しているみたい。 ということ…

レビュー結果

Annals of Emergency Medicineはレビュープロセスが早く、 この前僕が提出したレビュー+他のレビューワーの意見から、エディターの決断が早速、下りました。他のレビューワーのコメントを見ることができます(逆に言えば、僕のレビューも読まれてしまうので…

EMA キャスト復活へ

なかなか仲間とのスケジュールがそろわず(言い訳)、ずいぶん時間をあけてしまったEM Allianceキャスト。今週土曜日に録音します! 今回はprediction ruleについて。 古典的な論文を選んでみました。みなさんも使っているでしょう、お馴染みCanadian Head C…

レビュー終了!

Annals of Emergency Medicineのレビュー初仕事、終わりました。 もちろん批判的に吟味するだけでなく、どのようにしてこの論文/研究をよくするかという視点が必要。 Decision editorへは、この論文の成否をはっきり伝えるとともに、その根拠を完結に示す必…

back to Acute

最近は臨床詰め。MGHに帰ってきました。 レジデンシーの最終学年は、その時間のほぼ全てをAcuteというエリアで過ごすことになります。 その救急外来には、Acute, Urgent A, Urgent B, Fast track, Pediatrics, Acute psychiatric unit (あとはobservation un…