ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

back to Acute

最近は臨床詰め。

MGHに帰ってきました。
レジデンシーの最終学年は、その時間のほぼ全てをAcuteというエリアで過ごすことになります。
その救急外来には、Acute, Urgent A, Urgent B, Fast track, Pediatrics, Acute psychiatric unit (あとはobservation unit)に分かれています。Acuteエリアは名前の通り、もっとも重症な患者さんのくるところ、つまり多発外傷、A/B/Cに問題のある患者、脳卒中あたりがメインとなります。9割以上は入院。

今年の7月からAcute areaも新しくなり(広くなり)、患者のボリュームもアップ。ひっきりなしにきます。
臨床が面白くなってきました。困るのは夢の仲間でこのような患者をみてしまうこと。
目が覚めてしまいます。。。


やはり4年めになると、役割はぐっと変わります。ホントにコーディネーターと言う感じ。要領は掴めてきました?患者をプライマリーに診ることは少なく(多発外傷患者と溢れかえった患者は僕がプライマリ)、全体のスーパーバイズ、重症患者に気を使うこと、それから、気を許すと回らなくなるベッドを回転させることです。

ベッドの回転には律速段階がいろいろとありますが、大きいのは
1.コンサルテーションを早く呼び、そのリコメンデーションを得る。
2.内科に加えて、各科のdispo planをゲットする。とくに内科は検査結果が揃うのを待ちたがるが、そんな結果に関係なく、この患者はどこそこに行くべきだ、とargumentをし入院させる。
3.画像検査とその結果を早く得る。
ところでしょうか。

ということで、勤務中の多くの時間を電話で各科との折衝にあたっている気がします。。。
これはアテンディングとはまた違った4年めの特殊な役割ですね。