ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Bravo

今日はブラボーシフト。別に素晴らしいシフトな訳ではありません。ブリガムのEDの一部分なだけ。 重症度はほとんどFast trackなみ。ほとんど入院はありません。ただ夕方になるとあふれかえったアルファから重症患者が流れ込んできます。 重症患者も好きです…

3ヶ月の総括

もう9月も終わり。 この一年の1/4が経ち、4年の研修の1/16を経験したんだね。 うーん。成長したのかな。。。確かにこの國に慣れてきている。というか、アメリカのすごいところは(Bostonを一般化したとして)、自分が外国人だと感じさせないところ。変な英…

BとM

ひさしぶりの休みをもらいました。 産科ローテで完全に体が鈍っていました。 ブリガムEDのローテーションは10時間と短いですが、alphaという重症患者の場所ですから、それなりに疲れます。 これで二つめのEDですが、MGHとまた違いが会って面白いですね。同…

ブER

ブリガムの救急が始まりました。 久しぶりの救急。過去4週間はOBでダラダラとやっていたので、頭が切り替わりませんでした。鑑別もプランもなんとなく頭が回らない。 マルチタスクも今ひとつ。明日からはしっかりやりたいものです。もっとassertiveに、そし…

画像診断

こっちにいると駄目になるものの一つ。画像の読影です。 放射線科医は24時間救急にいますし、頼めばだいたいはすぐに読んでくれます。胸部単純から骨折までなんでも読みます。 恵まれてはいますが、専門分化がよくも悪くも進んでいるこの國です。 忙しいと…

シンシナティからお客さん

Cincinnatiからvisiting professorが来ています。ひと月もいるそうです。Dr. Brian Giblerというひと。 こういう人材交流があるのも面白いですよね。 アメリカでの救急医学も歴史が浅くここ30−40年といったところ。元々中西部の4人の医師から始まったようで…

RSI?

Airwayについて、 恥ずかしながら、僕は去年までRSI(Rapid Sequence Intubation)というものを知りませんでした。少なくとも僕のいた施設ではそういう概念はなかったと思います。挿管はとにかくテクニック!という雰囲気でした。状況に応じてsedationの薬剤を…

ボストン名物!

リーガルシーフードに行ってきました。 ボストンでは名物のレストランです。Boston's Bestというランキングに出たり、Zagatでの評価も良いそうです。 New England発祥らしく、ボストン市内にいくつか支店。東海岸にもいくつか出店しているみたい。 生ガキ、…

試験合格

といっても、ただの運転免許です。 結論から言います。文字通り1分で終わりました。 土曜の朝7時、ブルックライン高校の校庭わきに集合。きっと50人くらい。これは一般の試験とは違い、自動車学校主催。マサチューセッツ州では免許取得時に、運転歴1年以…

他山の石

先輩のブログ、「田舎のERより」で災害医療について記事がありました。早速僕も地下鉄サリン事件に対応した聖路加病院の救急医の本をamazonで取り寄せました。恐怖を感じるとともに、自らの姿勢を正さなきゃとも感じます。 そして来週のカンファはenvironmen…

大活躍

そういえば、こんなことがありました。この2ヶ月で自分が役に立った瞬間。 Bostonは日本人も多く住んでいるはずなのですが、全く接触がありません。研究留学の方も病院にいるのでしょうが、病棟、EDをネズミのように駆け回っていると、会う機会がないですね…

心電図道

Bostonにも秋が来たようです。夜二時にとぼとぼ歩いて帰るのですが、虫の音が聞こえるようになりました。心が洗われます。日本の音色とは少し違いますが。 仕事が始まると少し元気になる自分です。 さて、今日は心電図について。現在8時間のシフトですが、…

けものみちをあるく

けもの道を一人で歩くというのは心細いものです。 昼夜逆転のシフトで、夜ひとりぼっちで起きていると、つい不安になります。研修医にしては時間があるのもよくありません。小人間居為不善ですかね。 やはり言葉の壁がありますから(というよりも、自分であ…

新学期

救急ローテーションも終了しました。終わればはやいもの。 9月に入り、自宅の周りのWheelock, Simmons, Emanual collage, Boston univ.などが新学期を迎えています。騒がしいですが、フレッシュマンらしき若者と、その両親などがいたりして、微笑ましいです…