ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

新学期

救急ローテーションも終了しました。終わればはやいもの。
9月に入り、自宅の周りのWheelock, Simmons, Emanual collage, Boston univ.などが新学期を迎えています。騒がしいですが、フレッシュマンらしき若者と、その両親などがいたりして、微笑ましいです。僕も初心に戻って、というところですね。


2ヶ月が過ぎ、どれくらい成長できたのでしょうか。患者を診るスピード、システマチックな問診、複数の患者を管理する能力、病院のシステムに慣れる、といいた収穫があったようです。


逆に、
身体所見での見落とし(集中力の欠如)、プレゼンがまだ弱いですね。またアセスメント、プランもまだまだです。焦らずにすこしずつ年輪を重ねていきたいですね。


また現在は産科ローテーションです。週休二日、一日8時間労働と天国のようなローテーションです。ただしシフトは夜6時から2時までと少し中途半端です。生活はあいかわらず滅茶苦茶ですね。この産科での目標は、北米型救急医のトレーニングとしてdeliveryをとること、またうちのEDでは診ることの少ない2nd & 3rd trimesterにおこる問題を扱うことです。たとえば3rd trimester bleeding, PROM, CAM, normal laborなどですね。ここの産科は難しい患者ばかりで、normal deliveryが少ないのが少し残念です。帝王切開の確率はかなり高いようです。ということで、先週僕がとったお産は2例のみ。平均的なようです。


こちらの産科医師はほとんど女性。看護士さんもほぼ100%。もちろん患者さんは100%。というわけで、ただでさえ救急からのインターンである僕は浮いているようです。しかも彼らは朝7時まで働く中で、ひとり帰るのですから、feel badですね。しかし、積極的にpelvic exam, deliveryを究めていこうと思っています。


落ち込むこともありますが、逆にハングリーであることでそれを克服していきたいです。