ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

謹賀新年

こんな私留学記を読んでくださっている方々、あけましておめでとうございます。


直接お会いした方、まだお会いしたことのない方も、これも縁ですので、これをもって新年のご挨拶とかえさせて頂きます。
そして本年もよろしくお願い致します。皆様のますますのご飛躍とご健康をお祈り申し上げます。


さて、昨年は皆様にとってどんな年だったでしょうか。今年はどんな年にしますか。一年の計は正月に。この日本人的感覚、僕は大好きです。一日一日が勝負ですが、やはりしっかり振り返る暦を持つことも大事ですよね。僕の研修も1年半が過ぎました.あっという間に3/8が修了。


昨年の総括と今年の目標:

� 臨床力:患者をみるスピード、鑑別診断の広さ、要領の良さは向上した。しかし、まだまだ主治医であるという意識が足りない。どうしてもアテンディングの存在にどこか頼ってしまい、自分自身が患者さんの方針を決定して責任を持つという意識を持ちきれていない。重症患者へのアプローチもまだまだ弱い。
→ 自分が主治医であるという意識。まずは患者にとって何が一番なのかを考える。そして、次に自分の教育のために何ができるかを考える。もっとAssertiveに。そしてポイントを絞りつつも、もっと集中してHistoryとPhysicalをとる。やはり基本を大事にしないと。仕事後の振り返りもサボり気味。15分でもいいから、症例へのアプローチをまた復習、そして勉強しよう。

� 研究:自分にとっての弱点だったが、すこし動き出した。
いまはEMAでの後期研修満足度調査、ICHにおけるEKGが具体的に動き出している。とくに満足度調査はEMA研究部門の記念事業。まずはメンバーと力を合わせてしっかりやって、今後のEMAの礎としたい。後期研修医が職業/研修に対しどう思っているかの現状とその問題点をデータとして打ち出し、発表していくことは、これからの救急医養成に必要。これが成功したら、EMAの先生達とAirwayの多施設研究とかしたいな。それからSimulationのほうでもうすこし勉強と研究に関わりたい。教育って面白いからね。欲張り過ぎか?

� 日本の救急:
素晴らしい仲間に巡り会えて、EM Allianceの立ち上げのお手伝いをすることができたのが大きな収穫。ここまでは順調に人数も集まり、MLもそこそこ活発になってきたので合格点。
→ 何よりも継続が大事。メンバーの皆と「若手」が本音を言い合い、ともに勉強をできる環境を作っていきたい。まずは毎週の心電図を頑張って集め、MLでも情報共有、そして2月のEMA Meetingを成功させるお手伝いをがんばろう。EMAのメンバーが日本の救急を変えていくと、本気で思う。

� 健康面:
サボりっぱなし。寒いことを言い訳に、自転車通勤もランニングもサボっている。
→ 奥さんに冬用ランニングウェアを買ってもらったので、週4回は走るぞ!

� 家庭面:
仕事ばっかりで奥さんに迷惑をかけっぱなし。。旦那不合格。
→ もっと外食したり遊んであげないと。

今年もよろしくお願い致します。