ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

Medical control

今月はCertification続き。シニアレジデントになるのを目の前にしているからでしょう。
いわゆるMCですね。病院毎に誰が責任を持ってやるか違うようですが、ブリガムとMGHではレジデントも担当。ボストン大病院やBIではアテンディングだけが対応のようです。


というわけで、カンファレンスの代わりに火曜午後をつぶしてMCの講習。情けないことに、米国の病院前システムに疎い僕にはいい勉強になりました。


米国では市町村毎に病院前システムが異なります。ケンブリッジ市ではPro EMSという企業によって運営。名前のとおりかなりプロフェッシナル、いい仕事します。ボストン市は市営のBoston EMS。ボストンのEMSは全米と比較してかなりの裁量が許されており、ミダゾラムを使っての挿管はもちろん、SVTへのアデノシン投与などなどいろいろやってくれます。
http://www.cityofboston.gov/ems/


それ以上の行為は無線にて、我々救急医と連絡。MCの指示の基にさらなる医療行為を行います。そのために我々もプロトコールを勉強。

"This is MD 205. Loud and clear!"
なんてやるのでしょうか。会話内容は全て記録されていて、その後のQuality Assessmentに使われます。緊張です。