ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

the ED day at the Mount

the Mountの月です。

一年に一ヶ月は市中病院のシフトに入ります。
患者さんの平均年齢はおそらく over 80。。。ある意味コモンな(英語ではbread and butterといいますね)疾患を持つ患者さんが多いということですが。。。


今日は大当たりでした。


A. 顔と両手のしびれで来院した女性。ChvostekとTrousseou signあり。やはりクラシックな低Ca血症 (Ca 3.6) から始まり、

B. 複視とふらつき、60代男性。Internuclear ophthalmoplegiaあり。MRI/MRAで梗塞なし。鑑別としてはMiller FisherかLymeあたりですが、臨床的にはstroke。ただし発症から12時間以上経過して来院。

C. Metforminの大量内服とインスリン300単位うった男性。FS 21, Lactate 7.0。

D. 最後は80歳代女性。徐脈18 bpm、血圧50-60 mmHg。原因はおそらく高K血症。


最近なんとなく落ち込んでいたのですが、勉強になりました。