ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

Get him FACTTed!


感謝祭がおわり、面接シーズンがやってきたようです。
僕の救急のプログラムにも、applicantがやってきました。毎週月曜日は彼らと夕ご飯を食べる機会があるようです。僕は去年は緊張するので一回しか行きませんでした。。MICUの方でも内科のapplicantが緊張した面持ちで回診についてきます。救急を受けるやつよりも若干賢そうな顔をしています。


そういえば僕も去年は彼らと同じ表情をしていたんだなと思います。いまこの国で働いているなんて、去年はちゃんと想像できなかったですね。


MICUも半分が終わり、co-internたちは少し遅刻がちになり少し気が緩んできたようです。ただし休暇を終えて誰よりも細かく優秀なシニアが帰ってきたのでプレゼンはなかなか大変です。一部の隙も許されません。しかしスラングには慣れてきました。たとえば

"get him FACTTed"

ICU好きなら分かるかもしれません。survivalには差が出なかったスタディに由来していて、基本的にdry lung, happy lungというコンセプトで,
ALIの患者さんをCVP4くらいに絞るという意味です。たとえばこの前のSeptic shock 2/2 SSTI in the setting of CD4 of 8 and neutropeniaの患者さん。かなり危なかったのでGCSFを使ったのですが、CytokinemiaのようになりALIです。こんなときにGet him FACTT'edです。

日本でならper River's protocolを「リバる」という風に使うかんじでしょうか?そんなふうには使わないね。他の施設ではどうなのかな。