ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ACEP

ACEPがボストンにやってきました。


救急の学会では米国最大のものです。地元開催なのに、ステップダウンのせいで半日の参加に終わってしまいました。それでも地元だからでれたので良いですね。教育講演は自分でも勉強できる内容だったりもしますが、ポスターセッションはけっこう質の高いものもあって面白く勉強になりました。いつかは自分もACEPのポスターに出してみたいな。



ACEPはリサーチよりも教育講演がほとんどをしめます。救急医の大部分である一般医を対象にしているのでしょう。やはりCommunity Hospitalではみなさんsoloでシフトをしていますから、知識のアップデートをする場は限られてしまいますよね。


米国の救急学会と言えば大きいところであと二つ。SAEMとAAEMです。SAEM(行ったことはないのですが)は研究主体のようで、かなり面白そうです。AAEMは傾向としてはACEPに似ていますが、比較的新しく(ビジネスに傾いたACEPに対抗して、僕の好きなMcNamaraが中心となってつくったのですね)こじんまりとしていてアットホームです。来年はVegasなので、またもやポスターを出して無料旅行と企んでいます。


昨日は日本からいらしている皆さんと夕ご飯をご一緒させて頂きました。日本各地から集まった先生方と、なんとなく外国という開放感で楽しい時間でした。幹事のS先生、皆さんありがとうございました。もちろん場所はChina townのEast Ocean City。あそこのロブスターとSoft Shell Crabは美味しいですね。


さあ明日は当直。今日は帰ろうとすると仲間のSeanが(彼はJET Programで日本にいたことがあります。Harvardにはそんな人が多いのです。)、3時間で7人の入院をとっていました。あまりに悲惨でしたが、ここはアメリカ。同情の言葉だけかけて帰りました。ここはアメリカ、OnとOffは完全に別れていますといっても明日は我が身。今日はゆっくり寝るぞ。