ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ついに始まった。

さあ始まりました。


米国臨床留学道の第一日め。内科ローテーションでした。しかも初日からon callのボーナス付き。
結論から言って、まあまあ楽しかったです。内科のラウンドの長さには辟易しますが、臨床はいいね。当直のあとはpost callといって12時で終了。結局2時までかかりましたが。これは日本に無いシステムですね。どんどん患者さんが引き継がれていきます。患者さんをみる継続性はないですが、レジデントの生活は守られます。


僕のチームはGMS3。一般内科チームは全部で8チームあって、これを4日おきの当直でまわします。チームの構成は、レジデント(3年め)一人、インターン二人(ふたりともPhDもってるアメリカのエリート)、そしておまけのエクストラ救急インターンの僕です。それにアテンディングが一人つきます。


インターン、レジデントともに非常に優秀でした。僕はまだすこし臨床の経験があるからいいですが、とにかくレジデントはできます。基本的には彼が入院患者、救急をすべてしかもきちんと対処していました。まだここの教育システムはわかりません。とくに毎日モーニングレポートがあるわけでもなし、そんなにカンファもあるのかな(まだわかりません)。基本的には優秀な人が集まって、責任を負わせて(アテンディングが最終責任ですが)、自ら勉強しているという印象です。まだ内科だけですし、2日め。まだ判断は時期尚早でしょう。ゆっくりみていきたいなと思います。


昨晩は3人の入院。Sickle cell crisis, ESRD with volume overload, GI Bleeding on warfarin/ASAと言う感じ。まずはそんなに複雑なのがこなくてよかったです。それでもレジデントに頼りっぱなし。MS-DOSのようなコンピューターシステムにも大苦戦。


でも初日にしては、まだ良かったかなと思います。初心に返って、主治医として患者さんをちゃんとみて、失敗を恐れずにプレゼンして、一杯吸収したいと思います。


それにしてもカフェテリアはまずかった。ブリガムよりMGHが、そしてChildren'sのそれがおいしいそうです。