ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

Fast Track フェローシップ

をやっています。といってもなんのことやらわかりませんね。


実はMGHのTraumaローテーション。
昨年までは救急に常駐する外科レジデントにくっついて外傷から腹痛まで診る、外科医とずーと一緒に働く、と悪評たかいローテーション。今年からはなぜかFast track(救急のもっとも軽症部門)の夜勤をひたすらやりながら、Code Traumaのときのみ手技要員として参加します。


その本質はFast Trackをやりつづけることですから、別名Fast Trackフェローシップといわれています。
さらに別の名をBack pain fellowship。。。


というわけで、腰痛、ねんざ、風邪、軽い交通外傷、歯痛、ガングリオンなどなど、軽症をひたすら。数日に一例くらいは、致死的疾患も隠れています。それはそれで楽しいものです。Minor Emergencyから学ぶものも多いですし、2年めとなるとかなり捌けるようになりますから、自分の小さなEDを持つ感じ。


オススメの教科書は、ご存知の
"Minor Emergencies: Splinters to Fractures"
です。読みやすく、知ってると知らないとでは大違いのTipsが満載。Minor emergencyはバカにできません。
EMAオススメ教科書のリスト(http://www.emalliance.org/wp/books)にも入っています。救急医必携だと思います。
和訳もあるようですね。


救急はたのしいです。