ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

ストレスマネージング

まだまだオリエンテーションは続きます。上の写真は僕の本院。横に長いのでここはその一部。あまりきれいではありません。よくいえば、歴史を感じさせます。ただ講堂などには偉そうな人の油絵がかざってあって貫禄があります。誰だかはわかりません。今度調べましょう。


今日は、いかにレジデンシーが苦しいか、それをサポートする体制などの話が中心。そう、日米を問わず、研修医生活は心身ともに厳しいのです。日本でも僕は一回ストレスにやれれましたし、親友は自ら命を絶ってしまいました。こうやってシステムとして研修医をサポートする体制を作るのは大事なことですね。実際にどう働いているかはまだわかりませんが。


ストレスマネージメントをぼくにとってとても大事な課題。ここ毎日起床と同時に腹痛を起こしてしまうことからも明らかです。しかも異国で、外国人なんかいないプログラム。家族がいるのがとても救いですが、様々な困難が明らかに予想されます。ということで、いろいろ試行錯誤していこうと思ってます。例えば

1 走る! これはいいです。イライラしていても、苦しく走っているうちに頭は空っぽに。リセットされる気がします。
2 座禅? 親友/後輩が永平寺出身の俳優です。彼から習ったばかりで、すこしかじってます。
3 coping 認知行動療法を自分でやるようなものです。今勉強中です。
4 一日一日を区切って生きる。これはかのオスラーの言葉の一つです。学生時代に親父からもらって彼の本をなんかいか読みました。そのときにはあまり意味が分かってはいなかったのですが、彼がどこかの卒業式で送った言葉「船は沈まないように多くの隔壁をもうけている。あなたたちも一日一日に壁を作りなさい。過去をみれば自分の失敗に傷つき、未来をみればその重さに圧倒されてしまう。今日だけを一生懸命生きなさい」というような言葉でした。あの近代医学の巨人のオスラーでさえこうだったようです。そして今、この言葉が心にしみます。家に帰ると今日うまく行かなかったことを考え、これから始まる異国での生活に呆然としてしまう。そう今できること、目の前にあることをまずはやります。

ほかにもあれば、ご教授いただきたいです。

明日からも毎日オリエン、ピクニック、歓迎会が目白押し。一日一日ゆっくりやろうと思います。