ハーバードER記

Ars longa, vita brevis.

濫読道

チーズケーキファクトリーと医療経営。

医学雑誌以外で毎週購読している雑誌が一つあります。The New Yorker。久しぶりのGawande先生(高名な外科医ですね)によるAnnals of Healthcare。 http://www.newyorker.com/reporting/2012/08/13/120813fa_fact_gawande 我々がレストランチェーンから学べ…

最近の読書

何故か手に取ってみた本。The Quest: Energy, Security, and the Remaking of the Modern World作者: Daniel Yergin出版社/メーカー: Penguin Press HC, The発売日: 2011/09/20メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る英語…

for book lovers, part 2

kindleやipadでは味わえないもの(便利ですけどね)

"The Summer Day" by Mary Oliver

Who made the world? Who made the swan, and the black bear? Who made the grasshopper?This grasshopper, I mean— the one who has flung herself out of the grass, the one who is eating sugar out of my hand, who is moving her jaws back and forth…

行く川の流れは絶えずして、しかも もとの水にあらず。

海外在住に欠かせない?のが「青空文庫」。 活字がないと不安になってしまう自分。 でもアマゾン.co.jpから毎月取り寄せる書籍代はバカになりません。 そこで「青空文庫」が大活躍。 もちろん著作権の切れた本なので、時代の荒波をくぐりぬけた書籍たちです…

ビジネス書再考

昔はよく手に取りましたが、最近あまり読んでいません。 ビジネス書。 いまでも年200-300冊ペースは変わりませんが、ビジネス書の占める割合はかなり減っています。ふと、その理由を考えてみました。 やはり「いいものにヒットする確率が少ない」からだと思…

網野

最近読んだ本。網野善彦の「日本の歴史を読みなおす」。日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 380回この商品を含むブログ (174件) を見る海外にいる…

今日の読書

Kindleがあると、読みたい本がすぐに手に入ってしまっていけない。 今日はこれ。ノンフィクション。Shot in the Heart作者: Mikal Gilmore出版社/メーカー: Anchor発売日: 1995/08/01メディア: ペーパーバック クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を…

短編小説

は、食わずキライで敬遠していたのですが、この作者のは、スゴイ。Where I'm Calling From: Selected Stories (Vintage Contemporaries)作者: Raymond Carver出版社/メーカー: Vintage発売日: 1989/06/18メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 13回こ…

オススメの本

読みなおしている本。ER・救急のトラブルファイル―診察室のリスクマネージメント作者: 太田凡,中村陽子出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2007/03メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見るレジデント…

town of cats

愛読雑誌のひとつ、The New Yorker。 今週は1Q84の一部が掲載されています。 http://www.newyorker.com/fiction/features/2011/09/05/110905fi_fiction_murakami 村上春樹は英語になっても、やっぱり雰囲気が変わりませんよね。

Mario Vargas Llosa

「新しい世代にも読書は推奨されるべきだ。とくに若者は、文学は単に知識や特定の概念、アイデアを得るためだけのものではなく、とてつもない喜びを与えてくれる存在だということも知っていなければならない」 「優れた文学は、将来自由に生きるための礎とな…

まだまだ読みます

3回めのボストンの冬。ことしは本当によく雪が降ります。 すきま風のぴゅーぴゅー吹く我が家では、もう布団からでることができません。読書かつ惰眠が止まりません。いまはこれFarewell, My Lovely (Vintage Crime/Black Lizard)作者: Raymond Chandler出版…

今日読んだもの

チャンドラーはこれしか読んだことがないが、 村上春樹が言うように、夢のような一冊かもしれない。The Long Goodbye (Vintage Crime/Black Lizard)作者: Raymond Chandler出版社/メーカー: Vintage発売日: 1988/08/12メディア: ペーパーバック クリック: 8…

中毒

僕は活字中毒。 何をしていても読むものがないとダメ。 昨年は忙しくしていて、心を亡くしていたかかも。それでも週に2冊は読んでいたが。 今年はもっと読みたい。 今読んでいるものはこれ。Never Let Me Go (Vintage International)作者: Kazuo Ishiguro出…

from Goethe

「金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。 名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。 勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう」

葉隠と登山

「死の危険がなかったら、クライミングは、もはやクライミングではありません。山に登っているとき、私は死を求めているのではなく、それとは正反対に、なんとか生き延びようとしています。」 by Reinhold Messnerまるで「葉隠」の精神。葉隠入門 (新潮文庫)…

最近読んだもの

趣味のほとんどない悲しいレジデント。 唯一の楽しみは論文を読むこと、そして読書。 寝る前の1時間は最高の楽しみです。そこで最近読んだもの。Gawande先生の著作が二つ。 Atul Gawandeはブリガムの外科医かつハーバード公衆衛生大学院でも教えている。Pati…

最近の読み物

仕事ばかりでネタ不足です。 ということで、毎週楽しみに読んでいるものの紹介。 まず月曜日と言えば The New Yorker。 上質のエッセイや挿画が揃っています。写真は少ないですが、Timeなんかより面白い。 火曜日の楽しみはこれ、 JAMA http://jama.ama-assn…

はまっていること

最近は、推理小説にはまっています。 昔に読んだアガサ・クリスティー。 今は英語で読めるようになりました。分量も少なくて、英語だけにすぐに眠くなり仕事後に最適です。 i-phoneのkindleもけっこう読みやすく、画面の小ささはあまり苦になりません。でも…

EM Alliance オススメの本

というwebページを作ってみました。救急関係の本を和書、洋書を問わず集めてみました。http://www.emalliance.org/wp/books ご覧になってください。

救急医学の教科書

教科書編のつづき。 先日、Amazon.co.jpにリストを作りました。参考になるかはわかりませんが。。。 リンクがうまくいかないので、以下をコピペしてください。。 http://www.amazon.co.jp/救急研修医の本棚-積ん読?/lm/R1JHTKRHEJ534X/ref=cm_srch_res_rpli…

心電図の教科書

SDU(Cardiac Step Down Unit)では救急ほどではないですが、心電図を読む機会が多いです。 救急医は循環器内科医と同じくらい、またはそれ以上に心電図を読めなくてはいけません。こんなにnon-invasiveで安く、情報量の多い検査は他にはありません。今日は心…

とまらない

両親が日本から本を送ってくれました。 読書くらいしか趣味がないので、外国では日本語の活字に飢えています。日本では下らなくて読めないと馬鹿にする本にも手を出しますし、気に入った本は何度も読みかえしています。この前帰国したときは、空港から家によ…

漱石

最近は億劫になって更新していませんでした。 救急ローテーションにもだいぶ慣れました。ここMGHのシステムにも慣れてきたのかな。 ただ救急特有の昼夜逆転のシフトで体調を崩しました。 毎回アテンディングが変わるので、それぞれとの相性があり、気を使う…